
なんでこんなに考えすぎちゃうんだろう…。



もっと笑顔でいたいのに、心がいっぱいいっぱい…。
そう感じて、自分を責めていませんか?
実はそのネガティブな思考や落ち込みやすさは、あなたの中にある“やさしさ”が原因かもしれません。
感じやすいからこそ、気づけること。
相手の気持ちを考えすぎて、自分のことを後回しにしてきた経験ありますよね。



それはあなたが優しい人だからこそ、抱えてきた悩みなんです。
この記事では、「ネガティブ思考とやさしさの関係」と「心が軽くなる考え方のコツ」について、やさしく、わかりやすくお伝えしていきます。
読んだあと、少しでも心がふっと軽くなっていたら嬉しいです。
ネガティブ思考と優しさはセットになりやすい


ネガティブ思考を抱えている人ほど、実はとても「優しい心」を持っていることが多いんです。



自分を責めやすかったり、他人の言葉に傷つきやすいのも、優しさのひとつの形なんですよ。
ネガティブ思考に悩む人の多くは、次のような優しさを抱えています。
こうした特徴は、どれも人としてとても魅力的な部分です。
でも、自分を押し込めすぎると心が疲れてしまい、結果的にネガティブな気持ちに引っ張られてしまうんですね。
ここでは、優しさとネガティブ思考のつながりについて、ひとつずつ見ていきましょう。
優しい人ほど自分を責めがち


優しい人ほど「自分が悪かったのかも」と、すぐに自分を責めてしまいます。



それは相手を思いやる気持ちが強いからこそなんです。
例えば、職場で同僚に冷たくされただけで、「何か悪いことを言ったかな」と何時間も気にしてしまったり。
誰かがミスをしたときにも、「私がもっとフォローしておけばよかった」と自分を責めたりしますよね。
私の話なんですが、昔バイト先で新人の子が怒られたことがあって。
そのとき、私がもっと優しく教えてあげていれば…と、何日も落ち込んだことがありました。
でも、あとからその子に「フォローしてくれてすごく助かりました」と言われたんです。
自分では「できなかった」と思っていたことが、ちゃんと伝わっていたんですよね。



自分を責めるクセがあると、相手の感謝や評価に気づけないままになってしまうんです。
まずは「私はちゃんと頑張ってる」と、自分の努力に目を向けることが大事ですよ。
ネガティブをためこむ性格の傾向


ネガティブ思考が強い人は、感じたことを心にためこみがちです。



言いたいことがあっても「傷つけたら悪いかな」と、我慢してしまうことも多いですよね。
例えば、約束をドタキャンされたとき。
本当は悲しくても「しょうがないよ」と笑って受け入れてしまったり。
「怒ってると思われたらイヤだな」って考えて、気持ちを飲み込むクセがついているんです。
大事なのは、「ネガティブ=悪い」じゃないってこと。
感じたことをちゃんと整理して、自分の気持ちを受け止めてあげることが必要ですよ。
ネガティブをためこむクセがあるなら、心のゴミ出しをする習慣を作っていきましょうね。
感じやすい人は深く考えやすい


感受性が強い人は、ほんの小さなことにも反応して、深く考え込んでしまう傾向があります。
それが「ネガティブな妄想」につながってしまうこともあるんですよね。



例えば、友達からのLINEの返信が遅いと、「嫌われたのかも」って思ってしまったり。
上司の一言を真に受けて、「もうダメなんだ…」って思い込んでしまうこともあります。
私の話なんですが、昔彼氏からのLINEに絵文字がなかっただけで、「もう冷めたのかな」って一晩中考え込んだことがありました。
でも実際は「充電が切れそうで急いで送っただけ」だったんです(笑)
そんなふうに、深く考えるクセって「優しさ」と紙一重なんです。相手の気持ちを想像するからこそ、不安になる。



でもその想像力を、自分へのやさしさに向けることもできるんです。
「私って、ちゃんと考えられる人なんだ」って、自分を認めてあげましょう。
優しすぎる人が抱えるネガティブの正体


優しい人がネガティブになりやすいのは、心が疲れているサインかもしれません。
それは「優しさ」が、いつの間にか自分をすり減らす形で出てしまっているからなんです。



優しさが原因で苦しくなる人には、こんな特徴があります。
一見ポジティブな行動に見えても、心の中ではネガティブが積もっていることもあります。
ここでは、そんな「優しさの裏側」にあるネガティブの正体について見ていきましょう。
相手に合わせすぎて疲れる


優しい人は、相手の機嫌や都合に合わせて行動することが多いです。
でも、それが続くと「自分って何がしたかったんだっけ」と、心が置いてけぼりになります。
例えば、休みの日に本当はゆっくりしたいのに、友達に誘われて無理して出かけたり。



「断ったら悪いかな」と思って、つい予定を入れてしまうことってありますよね。
私も昔、予定が詰まりすぎて毎日ぐったりしていた時期がありました。
やさしさで動いていたつもりが、いつの間にか「やらなきゃ」で動くようになっていたんです。
その結果、楽しかったはずの時間が「なんか疲れた」に変わっていきました。
自分の心が「疲れたよ」とサインを出してくれていたんですね。
相手に合わせる前に、「今の自分はどうしたいか」を一度立ち止まって考えてみましょう。
嫌われたくない思いが強い


優しい人は、人からどう思われるかをとても気にする傾向があります。



その裏には「嫌われたくない」という強い気持ちがあるんです。
例えば、頼まれごとを断れないのも「冷たい人だと思われたくない」からだったり。
何か言いたいことがあっても、「嫌われるくらいなら黙っておこう」って我慢してしまう。
私の話なんですが、職場で「もっとハッキリ意見を言って」と言われたことがあるんです。
でも私は「言ったら空気悪くなるかも」と思って、なかなか言えなかったんですね。
そのうち、自分の中にストレスがたまって、突然涙が出て止まらなくなったことがありました。



本音を押し込め続けると、心は悲鳴を上げるんです。
「嫌われたくない」と思うことは悪いことじゃないけど、その気持ちが強すぎると、自分の感情を閉じ込めてしまう。
まずは、「嫌われる=ダメな人」じゃないと思うことから始めましょう。
自分の気持ちを後回しにする


優しい人は、誰かのために動くことが得意です。
でも、それが習慣になると「自分の気持ちを後回し」にするクセがついてしまいます。
例えば、仕事で疲れていても「手伝ってあげよう」と無理をしたり。
ご飯を食べたいのに、家族のために別のことを優先してしまったり。
私の相談者さんにも、子どもやパートナーのことを最優先して、自分のことは二の次という方が多いです。
でもその中のある人は、あるとき「私って、いつも我慢してるな」って気づいたそう。
そして、「今夜は自分の好きなことをしよう」と、久しぶりにお風呂にゆっくりつかってアロマを焚いたそうです。
たったそれだけでも、「なんか私って大事にされてる」って思えたと話してくれました。



自分を後回しにし続けると、心はどんどん乾いていきます。
小さなことでもいいから、「今日は自分のためにこれをしよう」と決めてみましょう。
ネガティブ思考に負けない優しい人の習慣3つ


ネガティブな気持ちは、優しい人ほど心の中に入り込みやすいものです。



でも、ちょっとした習慣を取り入れるだけで、その気持ちはやわらいでいきます。
ここでは、優しさを保ちながらも、ネガティブに飲み込まれないための習慣を3つご紹介します。
どれも今日からすぐにできる、やさしい心に効く習慣です。ゆっくりでいいので、自分のペースで取り入れてみてくださいね。
小さな成功を毎日記録する


ネガティブ思考が強い人は、自分の「できたこと」に目が向きにくい傾向があります。
だからこそ、小さな成功を毎日書き出すことがとても効果的なんです。
例えば、「朝ちゃんと起きられた」とか「今日も仕事に行けた」など、本当にささいなことでOK。



記録することで、「私、ちゃんと頑張ってる」と思えるようになります。
他人からの評価じゃなく、「自分が認めた自分」を積み重ねていきましょう。
自分にやさしい言葉を使う


ネガティブ思考の人ほど、無意識に自分にきつい言葉をかけていることが多いです。
「私ってダメ」「また失敗した」なんて、自分で自分を責めてしまっているんですね。



だからこそ、「自分にやさしい言葉をかける習慣」がとても大切になります。
例えば、「今日もよく頑張ったね」と自分に言ってみる。
「失敗しても大丈夫」「私は私でいい」と心の中でつぶやいてみるだけでも効果があります。
私自身、昔は毎日のように「なんで私はこうなんだろう」と責めてばかりでした。
でも、ある日カウンセラーの先生に「自分に友達みたいに話しかけてみて」と言われて、それを実践したんです。



そしたら不思議と心がやわらかくなって、落ち込みが長引かなくなったんですよね。
自分にやさしい言葉を使うことは、心のセルフケアです。あなたの中にある優しさを、自分にも向けてあげてくださいね。
人と比べない考え方を身につける


優しい人ほど、無意識に「人と自分」を比べて落ち込みやすいです。
SNSでキラキラした投稿を見て、「自分は何もできてない」と感じてしまったり。
同僚の成功を見て、「私には無理だ」と自信をなくしてしまうこともありますよね。



でも、人と比べるクセは、自分を苦しめるだけです。
大事なのは、「私は私のペースでいい」と思えること。
例えば、相談者さんで「毎日SNSに劣等感を感じていた」という方がいました。
その人は、思い切ってSNSの使用時間を減らして、自分の好きな音楽を聴く時間を増やしたんです。
すると1ヶ月後、「自分のリズムが戻ってきた」と話してくれました。
人と比べない時間は、自分らしさを取り戻す時間でもあるんです。
自分の成長や幸せは、「誰かと比べるためのもの」じゃありません。
まとめ︰ネガティブな気持ちは、やさしさの証だった


ネガティブな自分を責めてきたあなたへ、伝えたいことがあります。
その繊細さも、落ち込みやすさも、実は「人を思うやさしさ」から生まれていたんです。
心が疲れてしまったのは、それだけ人の気持ちを大切にしてきた証拠なんですよ。



でも、やさしさは「自分」にも向けていいもの。
少しずつでいいから、自分を責めるのではなく、認めてあげる習慣を始めてみませんか?
毎日の中で、小さな成功に目を向けたり、自分にやさしい言葉をかけてあげたり、人と比べる時間を自分の癒しの時間に変えていったり。
そうやって少しずつ、心の中のネガティブがやわらいでいくはずです。



あなたのその優しさは、ちゃんとあなたを幸せにしてくれる力になります。
これからは、自分のことも大切にできるやさしさを育てていきましょうね。
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